Ubiquiti社のUnifiを試してみました

もう10年以上前からUbiquiti社の製品は使っていますが、比較的最近の製品については全く触ったことがありませんでした。
今回Ubiquiti社ご担当者のご厚意で、上の写真にあるUnifi製品群をお借りできましたので、簡単なご紹介と感想を綴りたいと思います。

Unifiとは、wifiルータ/wifiアクセスポイント/ネットワークカメラ/IoT機器等で構成される製品群で、それらをダッシュボード画面から統一的に管理できるようになっています。

U6-Pro

wifiアクセスポイントです。
無線の規格は、wifi6をサポートします。
PoEは802.3atです。
防水性能はIP54をサポートしています。
マウント金具が同梱されています。壁や天井にマウント金具で設置するイメージです。

U6-Mesh

メッシュ接続可能なwifiアクセスポイントです。
無線の規格は、wifi6をサポートします。
PoEは802.3afです。
防水性能はIPX5をサポートしています。
マウントパーツが同梱されています。壁や天井に設置可能です。またポールにもマウント可能です。
メッシュは5GHz側で接続されます。自動で接続されるので特に触るところはありませんが、逆に手動で何かをしようとしてもできませんでした。
屋外で利用可能でPtoP接続できるものとして、NanostationM2の代替になるかと期待しましたが、下記のDream Routerなしでは使えないので、期待外れでした。

AI360 カメラ

360°全方位カメラです。魚眼レンズと同様の映像になります。
PoEは802.3afです。
防水性能はIPX4をサポートしています。
壁や天井に設置するためのマウントキットが同梱されています。
半屋外で利用するための、屋外用レンズカバーが付属します。
FPSや解像度は固定なので、細かな調整は行えません。

G3 FLEX カメラ

普通のカメラです。
明確に記載はされていませんが、多分PoEは802.3afです。
防水性能はIPX4をサポートしています。
壁や天井に設置するためのマウントキットが同梱されています。ポールにもマウント可能です。
FPSや解像度は固定なので、細かな調整は行えません。

Dream Router

wifiルータです。
無線の規格は、wifi6をサポートします。
一番上がMicroSDのスロットです。カメラ映像の保存に利用できます。
4個のポートがLANポートになります。下の2ポートは、PoEの給電が行えます。U6-Proの給電も可能でしたので、802.3atはサポートしています。
下の1ポートは、WANポートになります。

ダッシュボード

Dream Routerにはダッシュボード機能が実装されており、上記のアクセスポイントやカメラ、その他IoT機器を統合管理できるようになっています。
"Network""Protect"等がそれぞれアプリになっており、インストール後Startすることでそれぞれの機能が利用できます。Dockerで実装されているのでしょうか?

"Network"をクリックすると、このNetwork管理画面になります。
"Protect"をクリックすると、このカメラ管理画面になります。
モザイクの部分は、録画済の映像が表示されてます。

クラウドサービス

Ubiquitiがクラウドサービスを提供しています。
サイトでユーザー登録を行い、ダッシュボードでクラウドアクセスの設定を行うと、
https://account.ui.com/login
こちらからログインすることで、ダッシュボードにリモートアクセスすることができます。
ログインすると、下記の画面になります。NetworkアイコンやProtectアイコンをクリックすると、上記のそれぞれの画面に移動します。右のアイコンクリックで、ダッシュボードのトップ画面に移動します。

感想

企業向けとは思いますが、割とシンプルで使いかってはいいと思います。こまごましたことを求めないならば、やりたいことはほぼできると思います。
数十人ぐらいの規模で、システム管理の人材を置けないような企業が導入し、サポートはどこかにリモートで行ってもらうようなケースに向いているのではないでしょうか。

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